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あなたの塾の価値はなんですか?

「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」

 

アインシュタインの言葉です。

どこで知ったのかは覚えていないですが、ふとこの言葉の中の「人」を「塾」に置き換えてみたくなりました。

 

「塾の価値とはその塾が得たものではなく、その塾が与えたもので測られる」

 

どこか深みがあるような感じがします。

今回はそんな“塾の価値”というテーマで記事を書いていこうと思います。

 

「どこかモヤモヤする」。そんなことをふと考えてしまう教育者の方に届けば嬉しいです。

自塾の価値を問い直す機会が増えた

最近の教育業界や塾業界では、スマホ授業や学習管理アプリ、アクティブラーニングなどがホットなキーワードとして挙げられます。

そんな、

 

「従来の教育を変えよう」

「今の教育は時代遅れだ」

 

と言わんばかりの新たな教育コンテンツの台頭の中、きっとこの記事をお読みの方も一度や二度、自塾に新たなコンテンツや仕組みを取り入れることを検討したのではないでしょうか。

さらに、SNSやメディアなどで他塾の取り組みを見て「自分の塾でも何かしなきゃ」と考えたこともあるでしょう。

 

その度に、ふと思いませんか?

 

「自分の塾の価値って何なのだろう?」

 

と。

他社サービスを取り入れることで生徒の成績をより向上させられたり、指導の質を上げられることは分かっている。けれど、果たしてそれで本当に良いのだろうか。

 

“自分が”この塾をやる意義、自分にしかできないこととは一体何なのだろうか。

「塾」に行く必要がなくなる?

これまで塾は「先生から勉強を教わる場所」でしたが、スマホ授業に代表されるように今や塾に行かなくても勉強を教わることができるようになってしまいました。

質問対応ですらスマホ家庭教師なるサービスが今ではあり、24時間質問対応できる始末です。

さらに、アプリやサービスだけでなく参考書の質も非常に高いですし、勉強法や解説をまとめた勉強メディアやサイトも今では数え切れないほどたくさんあります。

 

このように考えてみると、なおさら塾の価値って何なのだろうと思わざるを得ないですよね。

塾の役割は変わる

生徒に勉強を教えること、勉強する場所を提供すること、いつでも質問できる環境を提供することが塾の役割であり続けることは無いと思います。

 

しかし、そんな中でも塾だからこそできることもあります。

 

塾の強みは、学校などと比べ1人ひとりにフォーカスして指導や話ができる点ではないでしょうか。また、大人や子ども、様々な人と人との関わりが生まれる点も強みかもしれません。

裏を返せば、これらを強みにできないと存在意義が危ぶまれてしまうということです。

対話をすること。心に火をつけること。それが価値。

1人ひとりを見れるからこそ、生徒1人ひとりと対話をしやる気やモチベーションを引き出したりすることができます。

 

それに、モチベーションを管理したりやる気を維持できるようなサービス、アプリはまだ聞いたことがありません。やはり、そこは対人でのコーチングやカウンセリングが効果を発揮するでしょう。

 

どれだけ質の高いスマホ授業や設備の整った勉強環境があろうとも、そもそも何を目指して勉強するのか、どんな学校へ進学しどんな人生を歩んでいきたいのかなど、いわゆるモチベーションや原動力が勉強する際には結局必要ですよね。

 

そのモチベーションにアプローチする術が対人での対話であり、塾という環境ではないでしょうか。

どんな生徒にどうなってほしいのか

全国には約5万軒以上の塾があります。

そんな数ある塾の中で自塾が存在する意義、価値は何なのか。

冒頭に挙げた、

 

「塾の価値とはその塾が得たものではなく、その塾が与えたもので測られる」

 

この言葉を思い出してみてください。

 

『その塾が与えたもの』

何を与えたいのか、すなわちどんな生徒にどうなってほしいのかを教育者の側が軸として持つことが大事だと思います。

 

こんな生徒にこうなってほしい、生徒のためにこうしたいという想いがその塾のカラーとなり、他塾との最も大きな差別化になります。

 

きっと、誰しも教室や生徒に対して“想い”があるはず。

今回の記事が教育者の方々の心をくすぐり、初心や想いを振り返る機会となってくれれば幸いです。

小形雄大
小形雄大
塾講師アルバイトの経験を通して教育の重要性と可能性を感じ、大学を休学して学習塾Withdomを立ち上げる。"謙虚" と "愚直" をモットーに日々生徒対応や講師の育成に携わる。