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教育ベンチャーtyottoのミーティング内容を一部ご紹介!

塾とtyotto meとPTと。

株式会社tyottoはようやく創業から3年を迎えようとしているスタートアップ企業です。社員数はアルバイトを除いて5名で、まだチームとしてそれほど大きくありません。

「教育で世界をちょっと良くしたい」という理念のもと、

  • 大学受験専門個別指導塾Withdom
  • キャリア教育コンテンツProgressTime
  • 自立学習支援アプリtyotto me

という3つのサービスを中心として教育事業を行なっています。

3つのサービスは全て自社で開発してWithdomにて運用していますが、ProgrssTimeとtyotto meはサービスに共感してくださった他塾様にも提供させていただいています。

5名という少人数のチームでこれらのサービスを立案して、改善を重ねているので、必然的に全員が全く違う仕事をしています。

働く場所も、

  • 代表新井は外部でのセミナー登壇や他塾の先生方との意見交換等々で出張多め
  • Withdom教室長小形は教室にて学習塾運営業務
  • 私を中心としたシステム開発・運用に携わるメンバーはAWS Loft Tokyoと武蔵小山オフィスを行ったり来たり

という形でバラバラです。

教育を良くするための方法を考えて実行するというレイヤーでは同じでも、実際に手を動かす段階では全く違うことをしているメンバーがそれぞれ迷子にならないよう、進むべき方向を常に明確にしてお互いに発信し続けることが大切だと思っています。

全員で集まって行う隔週ミーティング

地域で複数店舗の学習塾を運営している会社では、塾長と各教室の教室長は塾長が各教室をエリアマネージャー的に回ることでコミュニケーションを取ることはできても、教室長同士が日常的にコミュニケーションを取ることに苦労されているのではないでしょうか。

私たちも、先述のように普段同じ場所で働いていない私たちは、同じ組織で働いていてもほとんど顔を合わせないことが日常的にあります。

完全に事業で別れて目標を立てて仕事に打ち込んでいるだけでは、一つの会社の事業としてやる意味があまりありません。

ましてや、キャリア教育コンテンツProgressTimeも自立学習支援アプリtyotto meも教育現場で実際に使ってこそのものです。

そこで、隔週で全員がWithdom武蔵小杉校の空き教室に集まって全体ミーティングを行うことにしました。

トピックその1:イノベーションタイム

これは1年ほど前に試験的に運用していた仕組みです。社員が持ち回りで担当して、全体会議で30分程度の枠で好きな内容で発表を行います。

あえて目的や目標は明文化した状態で定めてはいません。自由に時間を与えられたときに、仲間に向けて何を話そうかという問いを自分に投げかけるところからスタートです。

余談ですが、私が大学にいたときも、せっかく教授が自由な解釈で考えてほしいとの思いを込めて出した抽象的な問いかけに対して多くの生徒が即座に「〜〜の定義って何ですか?」「〜〜ということを答えれば良いですか?」と正解を探しに動き出したことが印象的です。

みな、それまでの人生の中でいかに与えられた課題に対して正解を素早く返すかという修行ばかりしてきたのでしょう。

「自由にしろ」といわれると実は意外と何をしようか迷ってしまうものです。

今日はそんなイノベーションタイムの第2回目、代表新井の担当会でした。

内容は今ビジネス業界で話題の「マインドフルネス」です。

リラックスした状態で自分の心の動きを全て受け入れ、今を生きるのがマインドフルネスです。

人間は大人になるにつれて頭の中で浮かんでは消えることがどんどん大きくなってきて、思考があちらこちらに拡散した時間が多くなってきます。その状態が長く続くとストレスがたまったり、精神状態が悪くなったりします。

一方子どもたちは、目の前の関心ごとに100%の注意を向けることができます。この状態が「Mindful」です

「Mind Full」状態から「Mindful」状態へ、という表現は面白いですね。

さて、対話を通して視野を広げるProgressTimeを設計開発した私たち流のプレゼンでは、単に一方向の”授業”スタイルでは終わりません。

それぞれが発言したり、なんらかの行動を起こすようなワークが含まれます。ルールではないですが、皆自然にそのようなプレゼンの設計を行います。

今回は

  • 自分がいきいきしているのはどんなときか考えよう
  • 自分らしいと感じるときはどんなときか考えよう
  • マインドフルネスを体験しよう

というワークが盛り込まれていました。

アクティブラーニング型の指導・対話学習が注目されてきた今、参加者からの発言を引き出すファシリテーションスキルや授業設計力がより求められますね。

トピックその2:正解のない問い

こちらは次回以降取り入れていこうと今日決まったトピックです。社内の制度などは直感的に良さそう!と思ったことはすぐ試せるので、ある程度方向性を決めたら実際にやってみます。

「正解のない問い」では、メンバー全員で一つのテーマに対して対話を重ねて深めていくことをやってみたいと考えています。

直近、思い描いているテーマとしては以下のようなものがあります。

  • 教育の問題点って何だろう?
  • 「優秀な人」ってどんな人だろう?
  • 幸せって何だろう?
  • 学習塾の存在意義って何だろう?
  • 一緒に働きたい人ってどんな人だろう?
  • メンバー間がよりお互いの強みを引き出し合えるようにするにはどうしたら良いだろう?

話し合いは一人がファシリテーターとして場をしきり、みんなで歩調を合わせて進めていく形式を考えています。

この時間を取る意味としては、

  • チームとしての考えを掘り下げつつ、新しく入ってきたメンバーにその進み具合を知ってもらう
  • チームメンバー同士、誰がどんな分野に強くて、誰がどんな分野の学びを求めているかを知る
  • この時間以降に「モヤ感」と呼ばれる自然と考えてしまうような気持ちを持ってもらい、考えることを日常にする

があります。もちろんこれ自体をトピックとして話し合ったり、改訂を重ねても面白いかもしれません。

トピックその3:打ち合わせのリフレクション

こちらも次回からスタート予定のトピックです。あれこれ考えて会議の方法やトピック等を変更しても、その効果を測らなくては良くなったのかどうかわかりません。

そして、評価を行うためには評価基準の作成が必要になります。この辺は教育に携わる者として外せません。

直感的にでも「良い」か「悪い」か判断した時点でそれは直感という評価軸に沿って判断を下した一つの評価です。

この評価基準を明確にして、その軸の上で高評価を出すことをそれぞれが意識して臨んで、最後にそれを振り返る。このサイクルを回せたらと思います。

評価と学習は一体であるという教育評価の考え方はこういう機会でも実感できますね。

まとめ:正解のない問いに積極的に挑み続けなければ先は無い

テクノロジーの進化に牽引されて、社会の変化がより加速しています。社会の変化に合わせて企業が変わり、大学が変わり、入試が変わり、求められる学びも変わります。

そんな時代で教育を提供し続ける私たちは、日々情報のインプットを欠かさずに行い、さらに自分たちの考えを深め続ける必要があります。

そして、「教育」の目的はつまるところ「幸せの定義」であり、これはまさしく正解のない問いです。

そこに挑み続けない限り、これからの時代で価値を提供し続けることは極めて困難だと考えています。

教育業界を魅力のある業界にしていくためにも、まず自分たちが日々志高く、充実感を感じて仕事に打ち込んでいきたいですね。

伊藤 哲志
伊藤 哲志
tyotto Inc. リードエンジニア / 1994 / 幼い頃からロボティクス・コンピューターサイエンスに触れたことでテクノロジーに深く興味を持つようになりました。AO入試で東京工業大学の情報工学科に入学してからは、学業と並行してIT企業でのインターンや教育工学研究室での研究を行い、教育×ITをテーマに活動を続けてきました。考えを文章で発信したり、組織づくりを行ったりすることも好きで、日常的に社内・社外に発信しています。