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「わかる」から「できる」ことへ。最高の一年と言えるようにするには?

2019年となり、私は今年をどんな一年にしようか、一文字と表すと何の漢字にするのか、色々考えている所です。

去年を振り返って見た時、良い方向に最も変化出来た一年だと思っています。それでも、今年はそれ以上の一年にしたいと考えたいと思い、このような記事を書きました。

年末年始でリフレッシュな頭になっている時こそ、未来のことを考えてみるいい機会かと思いますので、その参考になれば嬉しい限りです。

ビジョンをアップデートしよう!

この一年で大きく変化出来たかと思うと、ビジョンが最も変化していることに気づきました。

少し、私の話をすると、人のキャリアを支援したいと思い前職につき、一年半前までは教育業界に飛び込むことは考えておりませんでした。

そんな私が教育を変えたいと思い、走り出した時には、ビジョンが変化していました。それは目の前の人を、どう支援するという考えではなく、より上位の概念として、どんな人たちが増え、どんな社会、どんな世界にしたいのか、一つ一つ明確になっていきました。そこから実際に周りの環境が代わり、成長でき、成功に向かっていると確信していることが、最高の一年と言える理由です。

この変化というのはビジョンのアップデートが上手くいったことが大きな要因でした。このアップデートについて、少し説明する際にアップデートとは何か?と本や動画を参考にしながら、考えました。

アップデートとは一言でいうと、「ソフトウェアなどを、より新しいものに書き換えること」だそうです。
また、アップデートと対比で出てくるのが、アップグレードという言葉があります。アップグレードとは、「ソフトウェアなどを、より新しいものやより高性能なものに切り替えること」だそうです。
この2つの違いは、「新しくする」か「質が高める」かの違いです。この2つを考えた時、ある関係性が見えてきます。

身の回りを考えた時、例えば、インターネットが出始めた頃は質はどうでしょうか?企業で例えると、Google、Amazonのサービスの質はいかがでしたでしょうか?今はすごいサービスを提供してしますが、メールや配達サービスの質がよかったと言えるものではなかった気がします。

逆に料理の和食はいかがでしょうか?昔からあり、すでに質という領域では、洗練され、和食のみの料理でいうのであれば、すでに完成された物に近く、質が高いと言えるのではないでしょうか。

私が理想とするのはアップデートとアップグレードを共に高い状態が実現されることです。それが、イノベーションが起きる時です。

つまり、ビジョンをアップデートをすることによって、他にはない新しい目指すべき姿が決まり、その実現に向けて考えます。そうすると、課題感をもち、改善していくための行動を始めるきっかけとなります。

昔は「不安の気持ちから変わる」、今は「どうなりたいから変わる」

当時、大手IT企業にいた時、目の前の仕事を精一杯頑張り、必死になって、残業しながら働いていました。
ただ、様々な不安と疑問が生まれてきました。例えば、「このまま頑張ることで自分の実力となっているのだろうか?」「皆、辛そうに働いているが果たして、このままの組織で良いのだろうか?」と考えてました。それでも考えるだけで、行動を移すのには、不安や疑問を抱いてから2年以上かかっています。

逆に前職のキャリアアドバイザーから今の教育業界に飛び込む際に、どうなりたいかで考え、行動していった結果、ビジョンがアップデートされてから2ヶ月もかかっていません。

つまり、「危機感からくる不安の気持ち」と「未来はどうなりたいか」で決める行動変化では、後者の方が断然スピードが早いということです。
これを現代で考えると、変化スピードが早くなっているのに変化のスピードを昔のままにする事は合理的ではありません。
また、現代の日本では、幸福感、精神的な充実が注目されている点に置いても、後者の考え方で変化した方が幸福な気持ちになってオススメです。

アクティブラーニングが進まない理由について

今までの話を踏まえて、少し教育業界の話をします。4年程前から、アクティブラーニングという言葉が流行っているように思います。このアクティブラーニングの重要性も教育関係者なら理解している人は多いことだと思います。

では、なぜ教育にアクティブラーニングが迅速に進まないのでしょうか?
実際、徐々に拡大はしているものの、4年経った今でも、当たり前にはなっていません。
この原因は果たして、教育業界の構造の問題でしょうか?お金の問題でしょうか?

確かに上記の問題も一理あるでしょう。でも、本質的な所は違い、大きな問題は2つあると考えます。

一つ目はアクティブラーニングによって、実現したい社会のビジョンが浸透していないことです。
これは、日本人の良い所でもあり、欠点でもあるのが、Howを意識するあまり、WhyとWhatをおろそかにすることです。方法論の議論は好きであるが、何のために何をする意識が欠けていることが多いように見受けられます。つまり、アクティブラーニングというキーワードに意識するあまり、上位概念のなんのために教育や指導方針を変えるのか、何を重要視するのかというビジョンが持っていない、もしくは組織で浸透していないことが原因だと感じています。

二つ目は、教える人が、「わかっている」が「出来る」になっていないことにあるかと思います。提題でも挙げているが、ここが重要かつ大きな課題であるかと思います。「わかっている」状態というのは、やりたい、変わりたいと思っている願望の状態です。願望の状態とは、実は受け身の状態なんです。一方で、「出来る」をいう状態というのは、やれる、出来るようになる状態。つまり、意思決定しているので、主体的な状態です。
わかりやすく考えると、勉強においても、理解していても、解けない問題、ついつい忘れてしまう問題があるのと同じことです。

つまり、教える人が日頃から、自分の意思決定を発信していることが重要かということです。例えば、数学の公式において、教えられる人は多くいるかと思います。またなんでその公式が成り立つのかを教えることが出来る人もいるかと思います。

しかし、自分にとって、どのように影響しているか聞かれたらどうしますか?相手にどうしたいのかを聞く時に、まず自分がどうしてそれを教えているのか、何をしたいのかを言語化できない人が多くいる気がします。このような状態では、子どもに納得してもらう事は難しいですよね。

あなた、もしくはその組織が存在することで、何が変わりますか?

上記の質問は、ビジョンを描いたり、人生の軸を決めるのに重要な存在定義の質問となります。これを答えられる個人は少なく、リーダーや経営者の方でも難しい質問となりうるでしょう。

ですが、このような質問が答えられなければ、人生において、真の精神的な充足は得られないでしょう。もちろん、この答えが、家族のためでも、仕事のためでも、何のためでも構いません。しかし、あなたがやりたいことに気付き、日常から行動していなければ、この答えは中々出てこないでしょう。

現代の20代の悩みの多くは、「やりたいことが見つからない」ことと言われています。価値観は一つの普通の答えから、多様性へと変わっています。これは、生活の余裕が生まれ、ある一定の生活の質が保たれてきたことによる変化の一つです。

だからこそ、この問いをそれぞれの人が考えることによって、無自覚に組織に属している状態から脱却することになり、意思を持って動き、伝えることができます。

目先の利じゃなくて、その一歩先へ

日本のビジネスにおいて、このPL脳的な考えが多く残っていること課題と最近言われています。ロジックで考えるのであれば、確率が高いやり方、今のやり方をアップグレードすることによって、利益を得ようとします。

しかし、それでは、本質的な課題解決ではならなく、変化が起こりにくいです。ですが、ビジョンを持って、そのビジョンを実現するためにどうしたら良いか?と考えると、新しい課題感が生まれてきます。それに対しての改善策と目標が見つかり、少しずつ描いていたビジョンが実現されることが大事ではないでしょうか?

大きなことから始めるのではなく、小さなアウトプットから

実際、行動に移す際に正しい答えがわからずに進むのは勇気が入ります。なので、新しいことを始める時は、小さな成功体験を積み上げていきながら、進めていくやり方が、リスクを抑えながら成功に向かっていく最善の方法かと思います。

多くの問題は、失敗を出来るだけなくすために何度も何度も考え、実行に移せていないことです。その考えることの多くは、方法論であるような何のためにどういう方針で行うかという戦略が議論することが少ないと感じます。

今後、大切になるのは、戦略を考えながら、何をやりきるのかを決めるリーダーを褒めるような仕組み作りにしていくことが最善な気がします。

山本剛史
山本剛史
大手IT企業でのSE、人材コンサルベンチャーでのキャリアコンサルタントを経てtyottoにジョイン。"情熱"と"遊び心"を持って、「本当にやりたいことを学べる教育を作る」ことを目指して開発・組織づくりに取り組む。