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テクノロジーがより塾の強みを引き出す!?個別指導エヌラボスタディのテクノロジーの使い方 #7

「テクノロジーを活用して塾を運営する事が大切」

テクノロジーが発達し、EdTechや教育ICTなどの言葉をよく耳するようになったことから、上記のように考える人が増えたのではないかと思います。

自社で運営している個別指導塾Withdomではtyotto meを活用して生徒の学習状況や来校状況、そしてメッセージでの生徒対応を行っています。
今までは生徒ごとのファイルに入った計画立て用のシートを手作業で探して、指導がある日に計画通り進められているかを確認していた作業が全てオンラインでリアルタイムにできるようになりました。
ICTツールを教室運営に導入することで、教務に関わる時間が大幅に削減されたことは間違いありません。
しかし、教育現場にICTを導入することの本来の目的は「時間を作ること」ではなく、「作った時間でより生徒のためになる活動をすること」だと考えています。

今回は、生徒の学習をiPadと独自開発の映像授業を用いて効率的に進めつつ、近年話題にもなっているNLPを活用した「本当に生徒のためになる指導」をされている個別指導エヌラボスタディの新田安弘さんにお話を伺いました。

塾紹介

個別指導エヌラボスタディ

東京都板橋区にある個別指導エヌラボスタディは「Let’s Think and Do for Freedom」を掲げ、ただ知識を覚えるのではなく、その知識をどのように使い、何を考えるのかを追求し、今の社会で自分は何ができるのかを一緒に考えていくことを目指す塾となっています。

インタビュイー紹介

新田安弘さん

個別指導エヌラボスタディ 塾長 1984年生まれ。20歳から家庭教師スタートし、大手学習塾では生徒成績部門で1位獲得し続けた実力派。

4年ほど前から個別指導エヌラボスタディを創設し、生徒に夢を実現するための確かな学力、生きるための豊かな知恵を身につけてほしいという思いで日々指導をしています。

生徒に最適な学習環境を提供すること

ーーーなぜ独立し、塾運営されようと考えたのですか?

元々は家庭教師を経験してから、塾に勤めていたんですけども、働いていた塾では成績部門で1位を取り続けていました。

でも、1位を取れたからと言って満足できるわけでもなく、まだまだ改善すれば良くなることはたくさんあると感じていました。しかし、システム上制約が多く、なかなか満足のいく指導することができなかったんですよね。

そのため、より良いものを生徒に提供するために独立しました。

 

ーーー生徒に提供したかった「より良いもの」とは具体的にどんなものだったのでしょうか?

生徒の学力を上げるためにできることは、まだまだたくさんあると感じていました。

その中で私たちがやらなければいけないのは、読解力とモチベーションを上げることだと思っています。

 

ーーーなぜ読解力とモチベーションにフォーカスしているのでしょうか?

塾に勤めている間に気づいたことがありまして、成績の上がりやすい生徒の特徴は読解力がありモチベーションが高いことなんですよね。

今の時代であれば参考書にほとんど重要なことが載っており、調べれば基本は何でもわかるため、そこに書いてあることさえ理解ができれば、わからないことはないと思っているんですね。

そのため、参考書等の内容を理解するための読解力をつけることを取り組んでいます。

そのような高い読解力を持って勉強に取り組んでいくためにも、モチベーションのサポートも必要だと考えています。

 

ーーーどのような思いを持って指導に臨まれているのでしょうか?

私はコップに水を注ぐ理論で生徒に指導をしているんですね。

コップは生徒で、水は授業や参考書だとした場合に、どんなに良い授業を受けても、良い参考書を使って水を注いだとしても、それを注ぐコップに穴が空いていては意味がないという考え方です。

今の時代、良い参考書や良い授業というのは誰でも受けることができます。

そんな時代であれば、私たちはそれらを生徒が最大限活かせるコップになれるような環境を作らなければならないのではないかと思ったというところですね。

テクノロジーを“活用”する

ーーー指導では具体的に何をされていますか?

指導では、NLP(神経言語プログラミング)というものを活用して、生徒の記憶力の向上やモチベーションアップをサポートしています。

NLPは、Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略語です。
人間は、情報を五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)と、「言語/非言語」の脳での意味づけによって物事を認識し、体験を記憶しています。

わかりやすく言うと単語を覚えるにも、書いて覚える生徒、聞いて覚える生徒、見て覚える生徒、声を出して覚える生徒と様々いると思うのですが、どれがいけないとかではなく、人それぞれ記憶に残りやすい覚え方があるため、生徒に合わせた覚え方で指導するようにしています。

 

ーーーとても良いと思うのですが、そこまですると時間がかかり過ぎませんか?

普通にそれだけをやっていたら時間がかかりますね。

個別指導でよく聞く失敗例としては、演習に時間を割くことができない、カリキュラム通り進まず、時間が押してしまい結局全てやりきることができない、というスピードの遅さというのがあると思うのですが、うちはそのようなことは全くありません。

むしろ中学三年生は今の時期(編集部注:取材日は8月27日)ぐらいに全ての範囲が終わります。

 

ーーー指導を効率化するために、どんな工夫をされているのですか?

授業では主にiPadを使って指導をしてもらっています。

授業で使う問題演習用のプリントや板書の内容を予めiPadに入れておくことで、プリントを印刷する時間や板書する時間や板書を写す時間、問題を書く時間が削減されます。

そのため、通常よりも効率よく指導をすることが可能になりました。

また、独自で映像授業を作っているので、それを見て生徒はいつでも勉強することができます。

しっかりと解説も入れているので、生徒一人で進めていくことが可能です。

(独自の映像授業を受けている生徒の様子)

ーーー実際にiPadを生徒の学習に取り入れるという形でテクノロジーを活用してみて、どのようなメリットがあると感じていますか?

そうですね。

iPadを使っているということだけでも生徒のモチベーションは高まっているように見えます。実際、生徒の学習はものすごく効率化されて非常に良いと思っています。

しっかりと映像授業まで活用している子は、勉強の進捗も非常にスピーディーで活用してよかったと思っています。

テクノロジーを活用することで、勉強はしっかりと進められますので、いい意味で先生に依存して指導をしてもらうこともできるので、一人ひとりの先生が個性を出して、自由に指導をしていけることも良いことかと思います。

生徒さんにもお話を聞くことができました!

(急遽、中学一年生の生徒さんにも話を聞くことに)

 

ーーーiPadを使って勉強をするのはどうですか?

iPadに書き込めるっていうのが非常に良いです。ノートに黒板に書いてある問題から書くより、答えを直接書き込めたりするので、全然楽で見やすくて非常に便利だなと感じます。

iPadを使うと消しゴムもいらないので、何かと楽です。

何かわからないけど、iPadを使うのが楽しくて勉強も楽しいです!

あとは、参考書を持ち歩かなくても、これ一台で勉強をしっかりとできるので持ち運びが非常に楽になって良いと思っています。

 

ーーー他にも良いと思う点はありますか?

ん〜、思考力のトレーニングができることだと思います。

勉強と感じさせずに、ゲームのような感覚で思考力を鍛えるトレーニングができるのでとても良いと思います。

楽しくて毎日やっていますし、しっかりと自分のためになっていると思います。

編集後記

エヌラボスタディさんのテクノロジーを主に使うのではなく、サポートアイテムのように使う事で、人対人での効果を最大限に引き出すためのNLPを活用した丁寧な指導が可能になり、指導の中で講師さんの個性をより引き出したりすることが可能になるということに驚かされました。

テクノロジーを一つの手段とし活用することで、私たちの強みを最大限に引き出すことができるのだと感じさせられました。

テクノロジーを活用すると言っても、必ずしもテクノロジーを前面に押し出す必要はないのかもしれません。

今後の塾のあり方として非常に参考になるお話を聞く事ができ、とても良かったと思っています。

自社で運営する個別指導塾でも、生徒の学習管理にtyotto meを使うという形でテクノロジーを活用しています。
アプリを使わせることにフォーカスしがちですが、そうではなくメインである「コーチングを中心とした個別指導」の効果を高めるためのツールとして活用していけるよう改めて活用方法を検討したいと思います。

鈴木 敦
鈴木 敦
tyotto運営の塾で受けた授業をきっかけに自分の価値観・やりたいことに気づき、高校卒業とともにジョイン。"百折不撓"を信条に、tyotto meやProgressTimeを取り入れた学びの場をデザインしている。