「生徒の可能性を信じてほしい。生徒は勝手に成長するから。」
こんにちは、新井です。
自己肯定感を高めることができれば成績は格段に向上します。
「自分はダメなやつだ。勉強なんてできないんだ。」って生徒自身が思い込んでいたらなかなか成績は上がりません。
塾の役割は、そういった思い込みによる制限を解除してあげることも重要なのかなと思っています。
前向きに勉強に取り組む子は成績が上がります。そりゃそうです。勉強なんてやれば誰だってできるんですから。
今回は、新井流自己肯定感を高める接し方をお伝えします。意識すれば誰でも簡単にできますから。みんなもうやってるくらい当たり前のことかも。
生徒の自己肯定感を高めるために「たくさん褒める」ということをやられている方も少なくないんじゃないですかね。
確かに大切です。その子の長所や良かったことを認める。すごく重要です。
しかし、それよりも大切なのは「その子自身が自分の良かったことを自覚すること」です。
テストの結果が返ってくるとみなさんどうしますか?
はい、そうですね。テストの解き直しをさせますよね。反省っていうやつです。
僕はむしろこの「反省」の時間が自己否定感を高めているんじゃないかと思うんです。
「反省」って聞いたら、悪いことした感じしません?僕だけ?しますよね。
だから僕は「反省」ではなく「振り返り」と言っています。
僕は毎回GKPT方式で振り返りをしてもらうようにしています。そして、結果だけでなく過程も振り返ります。
G:Good
K:Keep
P:Problem
T:Try
まずは、「良かったことはなんですか?」と。
定期テストを例にすれば、「80点取れた!」とか「前回より30点上がった!」とか。
もちろん結果が出ていればそれでハッピーなんですが、ここでもう一段掘り下げます。
「どうして80点取れたの?」と。
結果にたどり着くまでの過程を聞くんです。
そしたら次はKeepですね。
Goodの中で、継続してやることを考えてもらいます。
例えば、「テスト2週間前から毎日2時間勉強する」とか。
Keepにしたものは全て記録しておき、次回に必ず生かすようにしています。
Problemでは今回のだめだったところですね。これも結果だけでなく過程まで掘り下げます。
例えば、「目標の60点を取れなかった」とか「毎日2時間勉強できなかった」とか。
最後に、Problemで出てきたことをどう改善するかがTryです。
反省で良かったことを考えることってあまりなくないですか。これだけで生徒の自己肯定感は必ず向上します。
勉強に対してでも何に対してでも前向きに取り組むようになります。
前向きにさせちゃえばこっちのもんですよ。やったね。
ここで、よくあるパターンは先生が内容を考えて決めちゃうこと。
本人にコミットメントさせなきゃ意味ないですからね。
先生はあくまで聞くだけ。聞くだけですよ。聞くだけね。
tyotto meを使えばこれら全てをアプリで蓄積させることができます。
中学生でも使えるんですか?ってよく聞かれるんですが、少なくともうちの中学生は全員使ってるんですよね。
アプリを使うことで自己肯定感を高まっているからかもね。