日本のことわざには、「握れば拳開けば掌」という言葉があります。
意味は、たとえ同じ物でも、気持ちや状況、活用の仕方次第で様々に変化することです。
テクノロジーが発達することにより、塾でもそれを適切に活用していくことが大切になってくると思います。
今後塾は様々なものの活用の仕方が問われようになるのではないでしょうか。
今回はそんな塾でのものの活用についてお話していきたいと思います。
昨今は、様々なEdTechやICT、教育のコンテンツなどが存在します。
様々なものがあり、非常に役立つものがたくさん開発されてきました。
そのため、いいものだと思い勢いで導入してしまうこともあるかと思います。
しかし、その反面導入したはいいが、なかなか使わなかったり、使っていたけど最近使わなくなってしまっているものなどがあったりしませんか?
・生徒が使わなかった
・塾に合わなかった
・効果がなかった
・うまく活用ができなかった
理由は様々なことがあるかと思います。
しかし、本来であれば役立つと思い導入したのではないでしょうか。
せっかく導入したのに使わなくなってしまうのは勿体無いですし、導入したならば必ず活用したいですよね。
そのためにも導入するに当たっては大事なことがあります。
以前、株式会社メイツの遠藤さんのインタビューでも話しがありましたが、しっかりと利用する目的や、利用・活用するイメージを明確にすることです。
イメージを明確にすることで、導入後しっかりと活用できるのだと私は思います。
イメージを明確にすることが大事と言いましたが、なぜ大事なのでしょうか。
実は、みなさんが何か行動を起こす時、全くイメージがなく行動を起こすことはありません。
例えば、何か気になることがあった時、携帯などで検索しますよね。
その時も、「検索エンジンを利用して、〜と検索しよう」と無意識かもしれませが、検索までの過程をイメージしています。
もし、「今から走ります。ストレッチをしてください」と言われたら、多くの人がふくらはぎや太ももなどを伸ばすストレッチをしませんか?
これは、「走る」ということをイメージできているため、足を使うことがわかっているからですよね。
そうなんです。人は何か行動をする時はイメージをするようになっています。
スポーツ選手なんかは、自分が成功しているイメージ、成功のシミュレーションを何度も何度も反復するイメージトレーニングをしていたりしますよね。
成功哲学というのもこれに近いもので、自分ができる、やれるというイメージを訓練し、それを実行に移していきます。
なぜ、こんなにも人はイメージをするのでしょうか。
考えて欲しいのですが、全くイメージがわからないことを行動に移すことができるのでしょうか。
きっとできませんよね。
それは、人はイメージができないことについて考えることすらできないからです。
考えることができなければ、もちろん行動を起こすことができませんよね。
そのため、イメージの限界が行動の限界にもつながるということになります。
逆に言えば、イメージがより具体的であればあるほど、行動することは容易になります。
だからこそ、イメージを明確にしてから導入することは、ものを活用する上で欠かせないことになるのです。
逆にここを疎かにしてしまうと、しっかりと活用しきれず、使わなくなってしまったり、効果がなかったりしてしまいます。
今後よりテクノロジーが発達し、より多くの役立つものが開発されると思います。
しかし、どれだけいい機能を持っていたとしても、活用する人がしっかりとイメージを持ち活用していかなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
どんなにいいものであっても、導入するだけでどうにかなるわけではありません。
私たちにとってそれらは、一つのツールにすぎないのです。
イメージをしっかりと持ち、必要なツールを適切に活用していくことが今後の塾の課題の一つになるのではないでしょうか。
とは言っても、使ったことがないものをどう使うかをイメージするのかは非常に難しいことだと思います。
しかし弊社が提供するものは全て、運営する学習塾Withdomで実際に利用・活用しているものになっておりいます。
いつ・どのように使うかを、実際の利用方法を基にお伝えすることが可能になっています。
そのためイメージを明確にすることは簡単です。
もし、ICTやEdTech、またはアクティブラーニグやキャリア教育に興味がある方がいましたら、ご連絡ください。