ITでコミュニケーションが取れる時代に、”教室”を持つ意味を考える

ITでコミュニケーションが取れる時代に、”教室”を持つ意味を考える

IT技術がどんどん発達して、教育の形も変わりつつあります。

  • スマートフォンでいつでもどこでも映像授業を受けられる
  • 学習計画をAIが立ててくれる
  • オンラインでマンツーマンの指導を受けられる

これらのサービスが、驚くべき低価格で導入できる時代です。

インターネットのおかげで、実際に出向いて顔を合わせないとできないことがどんどん減ってきました。

実際に弊社では、他塾様に提供している自立学習支援アプリtyotto meに興味を持っていただいた方への説明の打ち合わせは基本的にオンライン(ビデオ通話)で行っています。

また、学習計画や来校状況の管理、生徒との連絡も全てアプリで行っているので、いつでもどこでも状況を把握することができてしまいます。

そうなってきたときに、「実際に教室として現場が存在する意味」が問われてきます。

経営面で言うと、物件を持っていることはそれだけで毎月一定の、それもかなりの額の出費が発生し続けます。これは生徒数によって従量課金制的に増えるものではなく、段階的に大きく変化するものです。店舗を持たなくて良いのであればそれに越したことはありません。

教室を持っている状態とオンラインで代替した状態の違いとは?

学習塾で言う「店舗」とは教室です。教室を実際に持っている状態と、教室を持たずにオンラインで指導や質問対応等を行うときの違いを考えてみます。

教室を持たずに学習塾を運営するパターンは、週に数回、指導のタイミングでビデオ通話をスタートさせるという形態を想定します。

この2つの形態を比較したときに違いとなるのは、意図的に設けていないコミュニケーションの機会がどれくらいあるかという点だと思います。

一般的に、電話やビデオ通話をする場合は時間に限りがあるという意識のもと、要件を端的に伝えつつ必要最小限の時間で終了することを目指すかと思います。

また、電話等の話し声を不快に感じる人に配慮して、他の人の邪魔にならない環境で行うことも多いでしょう。そうなると、通話する相手以外が周りにいなかったり、いても様子が伝わってこなかったりします。

つまり、オンラインでのコミュニケーションは、非常に統制のとれた、目的意識の強い時間となりがちです。

一方、オフラインでのコミュニケーションはこの点は非常に偶発性に富んでいます。

会話しているときに周りに他の生徒や先生がいたり、人の出入りがあったり、電話がかかってきたり。

会話をしていないときでも、周りにいる他の人の行動や会話は無意識に感じられます。

教室を持っていることを120%生かすためには

先述の違いがあるので、私は実際に教室を持って生徒に来てもらうことと、オンラインで指導等を全て完結させることには大きな違いがあると考えています。

今回はどちらが優れているかという点をお伝えしたい訳ではないので、その話は次回以降に回すとして、今回は私たちが考えている教室を持っている状況を120%を活かす方法をご紹介したいと思います。

教室を持っていて、生徒たちと顔を合わせられる状況を120%活かす方法、それは、

私たち自身の姿勢を見せていくこと

これに尽きると考えています。

生徒たちが教室にいる間、私たちは親や学校の先生の他に接する”大人”であり、”ビジネスマン”です。今の子どもたちは実はこういった大人に接する機会はあまり多くありません。

そんな中、私たちの姿勢を見ることは彼ら彼女らにとって想像以上の学びを与えています。

  • どんな性格なのか?
  • どんな経歴なのか?
  • どんな想いを持って学習塾運営を行なっているのか?
  • どんな働き方をしているのか?
  • 楽しそうに見えるのか?
  • どんな風に学んでいるのか?

あらゆる面が無意識のうちに参考にされています。

自分の過去を振り返ってみると、若い頃、それこそ小学生の頃から先生たちをよく見ていました。

信頼できる人とそうでない人を無意識のうちに見極めたり、大人に対して反抗的な時期であってもつい話しかけてしまう先生ができたり。

私たち教育者は日々そのような目に晒されているのです。

教室を持っていて、指導時間以外も生徒たちの目に触れる私たちは、その生き方全てが一つの学びの機会になっています。

そもそも、自分が実践できていないことを伝えても響かない

常に生徒たちから見られているから、常に良い大人を演じていなければいけないのかというと、私たちはそうではないと考えています。

常に見られている中で自分の本質と異なる人間を演じ切ることはおそらく一般人には無理です。数日できたとしても身が持ちません。

そんなことを目指さずとも、教育に携わろうと考えて業界に入ってきた人は基本的に熱い想いを持っているので、各自の信念に沿って行動するだけです。

自分が心から良いと思っていることを、真摯に伝え続ける。それだけで必要十分だと思います。

そもそも、自分が本当に良いと思っていなければ人に進めるのはとても難しいですよね。

  • 夢や目標を持つことは良いこと
  • 自分の目標に向かって計画を立てて努力することは良いこと
  • 行動に対して振り返りをすることは良いこと
  • 常に前向きで、柔軟に考えられることは良いこと
  • 好奇心を持って行動し続けることは良いこと

こういったことを日々伝える私たちとしては、自分たちがやらないわけには行きません。もちろん、自分たちが良いと思っているから伝えているという順序ですが。

まとめ

教育って良いですよね。今日もこの文章を教室の空いている面談室で書いていましたが、その横で生徒さんが教室長に英語の問題の解き方について質問していました。

その内容が英語の問題そのものの解説というより、勉強への向き合い方の話が中心の非常に濃いものでした。

ずっと生徒さんを見ていても、やはり変化は感じられます。特に高校生の伸びしろは無限大です。

彼らに憧れるような大人であり続けられるよう、日々精進していきたいですね!

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