データで見る高3受験生の生活

データで見る高3受験生の生活

12月も後半になり、いよいよ受験本番が近づいてきました。中には既にAO・推薦で本番の受験を迎えた生徒や、合格を勝ち取った生徒もいます。

この時期の高校3年生は過去問を中心に演習を重ねて、知識の細かな漏れを潰していったり、回答の質を保ちつつスピードと上げる訓練を重ねたりしています。

気温もかなり下がってきて、体調管理も怠ることができません。来年度に受験生となる生徒たちも、今年度の受験生たちの追い込み方を見てきっと肌感覚としてどれだけ勉強に打ち込んでいるのかを感じられていると思います。

さて、そんな肌感覚の勉強への向き合い方に、今日はデータという視点を加えてみようと思います。

自立学習支援アプリ「tyotto me」で全生徒の計画を1日ごとに完全に記録

弊社が運営する大学受験専門の個別指導塾Withdom(ウィズダム)では、自社開発の自立学習支援アプリ「tyotto me(チョット・ミー)」を使って学習計画の管理を行なったり生徒と連絡をとったりしています。

今年の初めから来校管理もアプリで行い始めたので、生徒たちがどれくらい教室に来ているのかも分単位で完全に把握できています。

【tyotto meの先生用画面】情報が自動で更新されます。

今回は今年一年間の生徒たちの勉強への取り組みをデータとして見ていき、指導の方向性の検討と改善に繋げていこうというきっかけでデータ分析を開始しました。

学習計画登録数と達成状況を抽出

Withdomに通う高校3年生の学習計画のうち、英語に関する学習計画の情報を2018年4月から2018年11月まで抽出します。

抽出するデータはカンマ区切りのCSVデータなので、Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートなどの表計算ソフトを使って自由に分析・グラフ化ができます。

学習計画の進捗の状態は以下の3パターンがあります。

  • 計画を立てた日に完了
  • 計画を立てた日以降に完了
  • 未完了

これらのうち、完了したものを積み上げグラフにまとめてみます。

高校3年生の学習計画の進捗

こちらの生徒さんは7月から学校がほぼなかったので、学習時間もかなり取れたのでしょうか、大幅に計画が増えています。

計画の量が増えたて2割ほどが遅れて達成する状況が続いていますが、それを加味してもかなりの計画を登録して達成し続けています。

夏休み終了が9月1日なので、そこからは計画登録自体は減っているものの、以前より計画通りに学習を進められるようになっていることがわかります。

10,11月は過去問が中心となってくるので、計画自体は徐々に減ってきますね。

来校状況を抽出

同様にシステムに登録されている来校状況データを4月から11月まで抽出します。

データが存在する期間が5月末からだったのでそこから11月までをグラフ化しました。

高校3年生の教室滞在時間

教室滞在時間を週ごとに合計して、7で割っています。やはり夏休み期間は毎日のように朝から晩まで教室にいるので平均滞在時間がかなり長くなっています。

なんなら私たちビジネスマンが働いている時間より長いかもしれません。

(始業前、終業後もコードを書いていることが多いので、活動時間では負けていませんよ!^^)

こちらの生徒さんの来校状況をカレンダー形式で抽出すると以下のようになります。

高校3年生の8月の来校状況

月の日数が31日で、教室に来た日が28日間!

来てない日が3日間しかありません。これだけの期間、高い集中力と健全な精神状態を保って頑張り続けられるのはとても凄いことです。

本人が自分の意志で目標を決めて、自分ごととして計画に落とし込んで講師に宣言して頑張った過程が全てアプリ上に表れています。

生徒に合った支援を行うために

生徒たちがどれくらい取り組んでいるのかを正確に把握して、その情報を指導に活かしたいと考えて開発したtyotto meですが、これがなければこういった情報は手に入りませんでした。

実際、日々のデータを全て収集して、集計してグラフとして可視化することでようやく視覚的にどれくらいの取り組みかが実感として見えてきました。

数値として集計するまでは、「かなり頑張っている」ということは肌感覚として把握できてはいたものの、具体的にどのくらいの時間やっているのかを把握したり、それが結果を出した先輩やよりペース良く伸びている同期と比べて多いのか少ないのか判断したりすることはできませんでした。

それが把握できるようになった今、先輩のデータや同期の生徒との「比較」での考察が可能になりました。

もちろん、優劣をつけて競わせるためではありません。

どのような指導形態がどのような生徒に合っているのか、結果を出すためにどのようなプロセスを踏めば良いのかをできる限り明確にして、教室としての指導のノウハウを蓄積していくためです。

生徒の主観評価も取り入れた支援に向けて

tyotto meでは、学習計画に完了印をつけるときに振り返り内容を記録することができます。

その学習内容を進める上でどのような課題が残ったか、それに対してどう行動を変えていくのかを生徒たちは日々メモしながら勉強しています。

この生徒たちによる主観的な改善項目と、講師から見た生徒の学びの改善項目をうまくすり合わせつつ、データを基にして適切な計画を立てることができたら理想です。

引き続き自社で学習塾を運営しつつアプリを開発している強みを活かして、より良い教育をデザインしていきたいと思います!

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