「将来のため」に今を犠牲にする必要はない。自分がどうしたいかを考える大切さ

「将来のため」に今を犠牲にする必要はない。自分がどうしたいかを考える大切さ

「将来のため」という言葉のもとに日々しんどい思いをしていたり、我慢していたりしませんか。過去を振り返ってみたときに、もっとやりたいことをやっておけばよかったと思ったことはありませんか。

「今」を全力で楽しめていなかった中学・高校時代

自己肯定感が高かった小学生時代

小学生の頃の僕は、良い学校、良い友達に囲まれて毎日楽しく過ごせていました。小学校高学年になってくると、徐々に一人ひとり個性が出てきます。普段つるむ友達や、放課後にする遊びも多様化してきます。中学受験する子も身近なところに何人かいました。

同じような過ごし方をしていた友達が、中学受験でガラッと生活スタイルが変わったときに少しばかり置いていかれたような、何かが変わってしまったような感覚を覚えましたが、それは不快という感覚ではありませんでした。

他の人がやっているから自分もやるべきだ!とは一切思いませんでした。放課後は外で友達と野球をして、家に帰ればVisual Basicと格闘する、という自分のやりたいことをやりたいようにできていた記憶があります。

徐々に「普通」を意識し始めた中学生時代

さて、そんな小学生時代が終わり、中学校に入ります。僕は地元の公立中学校へ進学したので、受験はありませんでした。地元の友達も多く進学するので、ある程度知っている仲間もいる状況です。

僕は長男なので、中学校がどういうものなのかさっぱりわかりませんでした。

  • 「先輩」は怖い
  • みんな部活に入る
  • テストが大変

そんなありきたりなイメージを持ちつつ入学しました。

入ってみると確かに先輩は怖そうで、みんな部活に入っていて、テストが大変だったのでまあイメージ通りでしたね。僕は小学校でやっていたサッカーをやめて、野球部に入りました。

野球を初心者としてはじめてのめり込み、毎日厳しい練習に励んでいた頃はとても充実していたように思えます。自分がやりたくて選んだものに対して、どうしたら結果を出せるかを考えて、練習を重ねる日々。練習はとても厳しく、坂ダッシュ8時間の日は道端に吐く仲間もいるほどでした。(今はもうそんなことできる時代じゃないですよね…)

顧問も非常に厳しい人でしたが、「やり切れ」という教えを徹底しており、やることをやっている者が評価され試合に出られるようなチームだったので、諦めず前向きに取り組むことができました。

最後の大会では結局良い結果を出せなかったものの、やり切った充実感と共に中学校での野球部生活は終わりました。

ここから高校受験に向けての勉強が始まります。やはり高校や受験というものがよくわかっていなかったので、部活の仲間と一緒に某集団塾に夏期講習の体験に行くことにしました。

最初に実力を測るテストを受けさせられ、志望校を書く欄がありました。高校名など知らなかった僕はどうしていいかわからず、一緒に体験に行った友達が書いていた高校名を書きました。結論から言うと、僕は半年後その高校に合格し進学します。

その場ではその高校がどういうところかわかりませんでしたが、あとで他の友達に聞いてみると、地元ではそれなりに優秀な高校だということがわかりました。そして、君の学力なら目指していいんじゃない?と。

勉強ができる人は偏差値の高い高校へ行くんだ。やりたいことではなく、勉強のできる度合いで進む学校を決めるものなんだ。

そんな考え方が刷り込まれていきました。一度そういう考え方を持ってしまうと怖いもので、そこへ望んで行きたかったかのように勉強し、成績を上げることができました。

スポーツで感じた努力して全力で戦い、結果を出すことの楽しさを受験というフィールドに持ち込んでしまい、自分のやりたいことそっちのけで打ち込みました。

「みんなが勉強しているから自分もやる」

「高校時代のために、今我慢して頑張る。」

ちょっと良い「普通」を追求した高校時代

そんな考え方で高校へ進学しました。人は偏差値で評価される。そんな考えで勉強して結果が出てしまったのでより深くその価値観は根付いていきます。

高校では、地元の中学の優秀な子が集まっていたので、一年生の頃から勉強熱は非常に高かったです。

早慶には行きたいよね、最低でもMARCH

そんな会話が日常茶飯事であり、それが「普通」でした。

学業はそんな感じで「いかに早く問題集を予習で先に進めるか」という謎のゲームが流行っていました。

一方部活動への取り組みも活発で、部活動加入率は95%超えなどと言われていたような気がします。部活へ入ることもまた「普通」。中学校でやっていた野球をやめて、硬式テニスを始めることにしました。

高校時代の日々は、

  • 部活に入ること
  • 勉強で優秀な成績を収めること

が軸となりました。

仲間に勉強で遅れをとりたくなくて、そしてより前へ出たくて高校1年の1月には予備校に通い始めました。友達の紹介で出会った、いつでも好きなときに好きなように授業を受けることができる映像授業というシステムは天才の発想だと思い、即決で入塾しました。

惰性の大学受験

偏差値という尺度の中で人の価値を考えるようになった当時の僕は、勉強を重ねた先に何があるのかには対して全く興味がありませんでした。

ライバル達にに勝てるかどうか。それだけでした。

高校2年生になり、そろそろ進路を考える頃、という時期になっても決められるはずがありません。決め方もわかりません。

そんなとき、私立に行くなら3教科でよい、ということを知りました。

科目を減らすということは、選択肢をあとあと狭めるのではないか?

そう思って全科目勉強しておくことにしました。つまり、国立を目指すということにしてみました。

学校で受けさせられる模試で志望校を書くときにどうやって書いたかというと、

「今の学力で、勉強している科目数で、理系なら当然ここ狙いでしょ?」

「この辺に進学しておけば、将来まあいい感じで過ごせるでしょ」

に対してよくわからず、「おう」と答えただけです。結論から言うと、そのとき書いた大学に進学することになります。

「みんなが勉強しているから自分もやる」

「大学時代のために、今我慢して頑張る。」

振り返ってみると

今思えば、高校での選択に自信を持って自分で選んだという記憶がありません。選択肢を狭めないために、そして周りのライバルから認められるようにしたら行動が決まってしまったという感じです。

好きだったプログラミングも、いつしか受験勉強を効率化するツールを作るための手段になりました。

今運営している自社塾の高校生たちを見ていると、勉強はもちろん頑張っていますが、自分のやりたいことにも上手に時間を回して楽しく過ごしているように見えます。

必死に頑張って掴んだゴールで感じたのは、貴重な時間の使い方を誤ってしまったという後悔でした。

大学生は自由。でも大変そう

大学生になると、同じような生活をしている人はほとんど見かけません。勉強に没頭する人、アルバイトやインターンに挑戦する人、ひたすら遊びまわる人、色々です。

僕は在学中にいつのまにか「普通」主義がなくなり、「普通」とはかけ離れた起業という道を辿ったので「普通」の大学生の生活を体感することはできませんでした。ですので、ここからは大学の友達や、自社塾の学生アルバイト講師さんを見ていて思うことになります。

大学生は自由に活動しているように見えて、なんだかんだ卒業後を見据えて行動しています。大学2,3年生になれば、面接で話すためのボランティアやインターン活動をする。理系は院に行かないと使い物にならないと言われるので、院に行く。もう少し学生でいたいので院に行く。学生のうちにと海外旅行へ行く。就活でスーツを着て多くの会社を回ったり、OB訪問をする。就職先が決まったら、残りの半年前後は学生生活を謳歌する。

全ては「将来のため」です。とても大変そうに見えます。

「みんなが将来のために行動しているから自分もやる」

なぜ、「将来のため」に頑張るのだろう

中学・高校・大学と、将来のために今頑張るという考え方が根底にあるように思えます。きっと就職したら、「今後のキャリアのために」「老後のために」と言って頑張るのでしょう。

では、その将来への投資を受け取るのはいつなのでしょうか。

それはきっと「今」なのだと思います。過去に投資したものを今受け取り、それを楽しむことができなければ、せっかくの投資は後悔へ変わってしまうでしょう。

過去の投資を今受け取るには、「自分で選択した」ことである必要があると思います。誰に言われたからではなく、自分でそう決めたから努力した。その結果、充実した日々が手に入ったのならば後悔はないはずです。

将来のために頑張ることは素晴らしいことだと思います。しかし、だからと言って無条件に将来のために頑張る必要はないと思います。どういう人生にしたいか自分で考えた上で、努力が必要だと感じたらやればいい。そういうシンプルなものだと思います。

おわりに

僕自身、中学校時代と高校時代の過ごし方に後悔があるので、社会に出た今は「今この瞬間に何がしたいか」を中心に置いて考えています。

自分で考えて行動を決めないと後悔する、と強く思っているからこそ、自分なりの主張を持ち続けることができていると感じます。

「将来のため」という言葉のもとに日々しんどい思いをしていたり、我慢していたりすると感じる人は、自分と向き合うことを恐れずに本当にやりたいことは何かを見つめ直してみることをお勧めします。

口下手でもいいから人に話す。不器用な文章でもいいからブログに書いてみる。そういった活動でもかなり整理されますよ。

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