株式会社tyotto CEOの新井光樹さんが語る「全員が大学に行く必要はない」 #5

株式会社tyotto CEOの新井光樹さんが語る「全員が大学に行く必要はない」 #5

ある塾では「本当に大学に行くの?」「偏差値ってそんなに大事か?」こんな言葉が生徒に投げかけられていた。

私自身が通っていた時から変わらない風景だった。当時生徒としてWithdomに通塾していた私は、いつも教室に来て、少し変わったことを言い残して去って行く人だと思っていた。

誰がそんなことを言っているのだろうか。

その答えこそ、今回インタビューさせていただく株式会社tyotto CEOの新井さんである。

冗談ではなく、本気で生徒にそう問いかける姿の裏には、どんな思いがあるのだろうか。

今回はそんな新井さんの「教育」に対する思いを語っていただいた。

経歴

19歳の頃に大学を中隊し、某フランチャイズ予備校の運営を始める。

開校1年後には生徒数200人を達成し、事業部長として3教室の運営を管理する。

2016年2月に株式会社tyottoを創業し、同年9月にはWithdomを開校し、開校一年で生徒数70名を達成する。

現在はWithdomの運営とProgressTimeやtyotto meといったコンテンツやアプリの提供を学習塾に行っている。

ビジネスを始めたことで教育に興味を持つことに

ーーー14歳の頃から転売ビジネスってどういうことですか?

元々は中学生の時にお金を稼ぎたいなと思い、ビジネスをしようと思って始めましたね。

ーーーあっ14歳って中学生か、、、

そうですね。確か、中学生ってアルバイトできないじゃないですか。でもお金が欲しかったのでビジネスをしようかなと。

ネットサーフィンが好きだったので好奇心で色々と調べていたのですが、その時に転売というのを知り、その結果、転売ビジネスを始めましたね。

ーーーそうなんですね。最初の転売ビジネスから教育に興味を持ち始めるきっかけはなんですか?

転売ビジネスの結果として10万円の利益を得たのですが、欲しいものも特になく、ビジネスのなにが楽しかったかと言うと、何かを売り、そのお金で売上を立てるという過程だったんですよ。

いつも言っているのですが、「人のためになることをすれば、その対価としてお金が返ってくる」という風にビジネスは回っていると転売ビジネスを通して感じたんですよね。

だったらもっと人のためになることをすれば良いのではないかと思い、じゃあ何を売ろうかと考えた時に簡単に説明すると、人のためになること→人を幸せにすること→人を幸せにできることは教育、という感じで「教育」に興味を持ちました。

ーーーそれで教育に興味を持たれたんですね。

そうですね。

それで教育でビジネスを実際にやろうとなったのが、高校一年生から二年生の時あたりで、家庭教師の派遣をやっていましたね。

塾を始めるきっかけは?

ーーー独立当初は塾運営をされていなかったんですよね?

そうですね。最初は塾運営はしていません。

会社としては教育業界を良くしたいという思いで始めて、塾って良い塾ばかりだと思っていたので塾をブランディングできるサービスを開始しました。

ーーーなるほど、最初は塾講師の求人サービスをやっていたんですよね。

そうですね。表向きは塾講師の求人サービスですが、裏の目的として塾のブランディングを目指してやっていました。

わざわざ自分たちが塾という現場でやらなくても、良い塾はたくさんあると思っていたので、それを見せる形でいいのかなと思っていました。

ーーーではなぜ塾運営をされたのですか?

良い塾がないというわけではないのですが、自分が理想とするような塾がなかったのが理由です。

そのため、結局自分たちでやるしかないと思い塾を始めることにしました。

その塾が今のWithdomです。

ただ偏差値・成績をあげるなんてくだらない

ーーー創業当初からどんな思いでここまでやられているのですか?

やっぱり教育をより良くしたいという思いはずっと変わらないですね。

偏差値は必要ないと思っていて、僕みたいに大学を中退しても楽しそうにやっている人もいれば、一番頭の良い東大を卒業しても就職すらできない人もいるわけじゃないですか。

そういうのを聞くと、偏差値というのは必要ないのではないかと思いますし、そもそも自分の能力を他者と比較させるのもおかしいと思っていて、「あなたが僕より優れている、劣っている。だからなに?」って思っちゃうんですよね。

ーーーなるほど。ではどうしたいのですか?

「偏差値70です。偏差値30です。だからなに?」という話で、究極を言えば昨日の自分より今日の自分が成長していれば良いじゃないですか。だから偏差値という指標でなくてもいいなと。

業界の当たり前に反抗する若者が一人くらいいたほうが、業界盛り上がりません?笑

だから成長のスピードは人それぞれなので、各個人がやりたいようにやり、成長したいように成長するのが良いんじゃないって。

ーーー確かに周りと比べる必要はないかもしれないですね。

だからこそ、偏差値で決めた大学とかはどうでもいいと思っていますし、偏差値だけで考えるのであれば、今の日本の大学は行く必要すらないと思っています。

こういう思いは、高校の時に教育をやろうと思った時から、ずっと変わらないですね。

ただ、人間的に成長させてあげたいと思っていますし、その人間的に成長するためのツールとして受験を使うのも選択肢の一つとして良いのではと思っています。

ただ偏差値とか成績をあげるのは、本当にどうでもいいんですよ。

センター試験の問題が解けてどうなんの?って

今後の展望について

ーーー今後の会社はどんな会社にしていきたいですか?

今と変わらず今後も理念というものを大事にして取り組んでいきます。

やはり一番大事なのは「人」なので、いい人材を獲得するというのもそうですが、理念に共感し入ってくれた社員さんが例えどんなに仕事ができなかったとしても、成長させることができる組織づくりを目指しています。

ーーー成長するためと言いますか、成功するために必要なことはどんなことだと考えますか?

僕が成功しているわけではないのでわかりませんが、

単純に当たり前のことを当たり前以上にやりきることかなと思います。

事業に裏技はありませんから。

どんな壁にぶち当たっても、諦めずやり続けること。理念を持って軸をブラさずやっていけば必ずうまくいくと信じてやっていくことですね。

編集後記

株式会社tyotto CEOの新井さんの話はいかがでしたでしょうか。

教育に対する考え方は人それぞれあると思うので、いろんな意見を持たれる人もいるかと思います。

ただ、子ども達を幸せにしたいという思いは、みなさん変わらないのではないでしょうか。

過程は違えど、みなさんそれぞれの教育観のもと生徒と接しているのではと思いますのでみなさんで教育全体をより良くしていきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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