生徒の思考力向上のために塾がすべきこととは?

生徒の思考力向上のために塾がすべきこととは?

2003年、東京大学では「円周率が3.05よりも大きいことを証明せよ。」という問題が出題されました。

私もそうですが、「円周率は3.14」と当たり前に考えている人は多いかと思います。

そして円周率がなぜ3.14なのかを考えるという機会はあまりないのではないでしょうか。

だからこそ、この問題は生徒の思考力が問われる問題だったのではないでしょうか。

近年、大学ではこのような思考力を問う問題が出題されるようになっています。

そのため、「正解のない問い」が出題されることもあります。

そんな今後の入試では、生徒が思考力を身につけるは非常に大切になります。

今回はそんな思考力についてお伝えしたいと思います。

思考力とは?

そもそも思考力とは何なのでしょうか。

思考力を簡単に言うと、「考える力」です。

しかし、考える力とはただ考えることとは違います。

人は1日に6万回も思考していると言われています。

ご飯は何にしよう、今日は何しよう、これはどうしよう など、1日のほとんどの時間は頭の中で無意識に何かを考えていることになります。

それでも、思考力が重要、思考力が足りない、と言われているということは、「考える力」は普段の「考える」こととは全く別のものと考えてもいいのではないでしょうか。

そして、考える力を理解する上で重要なのが、実は考えていると思っていることが、知識によって誘導されていることがあるということです。

世の中には様々な知識で溢れていて、それを知っている私たちはあたかも自分で考えたかの気になってしまいがちです。

例えば、数学の問題では、参考書の答えに解き方が書いてあるため、先生に解法を教わったために、「あの問題はこの解法でやる」と知識があります。

そのため数学の問題を解く時には、あたかも自分で考えているかのように錯覚してしまいますが、実はそれは参考書や先生から得た知識に誘導されているのです。

自分で考えるとは、

「なぜ数学のこの問題はこの解法で解くのか」「なぜ他の解法で解くのは間違えなのか」

と、一歩立ち止まって考えてみることではないでしょうか。

生徒は考えていると勘違いをしている

多くの生徒は、塾や学校で知識を得て、それをペーパーテストで点数化し成績や評価がされがちです。

しかし、ただ知識を得て、テストで良い点数を取っているだけでは考えているとはいえません。

それにも関わらず、今の世の中では、まだそれが評価されてしまうため、生徒はそれが正しいと思っていますし、成績が優秀な生徒であればあるほど、それを自分は考える力があると思い込んでしまいがちです。

優秀な生徒でも自由英作文や自由なテーマ課題を出されると、困ってしまうことがありますよね。

それがこれを象徴しているのではないでしょうか。

覚えた知識をしっかりとアプトプットできることも優秀なことではありますし、大事な資質ではありますが、「考える力」が重要と言われている中で、それだけが重要な訳ではありません。

しかし先ほども述べましたが、今の時代はまだ、ただ知識を得て、テストで良い点数を取ることで評価されてしまいがちです。

それが生徒を勘違いさせている原因でもあります。

私たちは、そのことを生徒にしっかりと伝え、生徒が本当の「考える力」を身につけられるようにしなければならないのではないでしょうか。

考える力を身につけるために

考える力を身につけると言っても、そう簡単にできることではありません。

自分では考えているつもりでも、それは知識に誘導されている可能性があるからです。

そのため、生徒が自分自身でそれに気づくには、相当な客観視が必要になります。

しかし、それは難しことでもあるため、まずは私たちが生徒のサポートをしてあげることが大事なのではないでしょうか。

もし私たちがサポートするとなれば、何をサポートすればいいのでしょうか。

疑問を持たせること

生徒が知識に誘導されていることに気づかないのは、それを当たり前に感じてしまっていることが一つの原因として挙げられます。

そのため、私たちは生徒に、「なぜ?」と問いかけることが大事になってくるのではないでしょうか。

生徒からしたら、「円周率は3.14」というは当たり前なのです。

だからこそ、東京大学では「円周率が3.05よりも大きいことを証明せよ。」と問題をだし、「なぜ?」と生徒に問いかけたのではないかと思います。

これによって、考える力がある人とない人を見極めたのではないのでしょうか。

生徒に「なぜ?」を問いかけることが大事なことになるのではないでしょうか。

答えがない問いを考えること

生徒が考える力を身に付けるのに障害となるものがあります。

それは答えがあるということです。

答えがあるからこそ、知識に誘導され答えに辿り着いてしまいます。

しかし、答えがなければ、どんなに知識があっても、自分で知識を結びつけながら、自分なりの答えを見つけていかなければなりません。

正解のない問いは、自分で「なぜ?」という疑問を深く掘り下げ、自分で自由に考え、自分なりの答えを導くものです。

また正解がないので無限に考え続けることが可能になります。

知識にも誘導されず、自由に考えることが出来るからこそ、考える力が身につくのではないでしょうか。

まとめ

今は思考力が大事だと言われる時代です。AIやロボットなどのテクノロージの発達により、ただ知識があるだけでは、生徒が社会に出てから活躍することが難しいと考えられています。

そのため、入試も少しずつ変化をし、思考力を問う問題が出題されるようになっています。

特に正解のない問いは、以前に比べ、大学受験でよく出題されるようにもなっています。

その中で私たちも、生徒が思考力を身につけられるよう日々サポートしていかなければなりません。

しかし、そのサポートが難しいのも事実だと思います。

そのため、弊社ではそんな今後の時代に対応した、アクティブラーニング型のキャリア教育コンテンツ「ProgressTime」を提供しております。

これは先ほども述べた、「正解のない問い」を考えるコンテンツになっております。

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