「目的意識を持つこと」塾でもキャリア教育は必要になる

「目的意識を持つこと」塾でもキャリア教育は必要になる

株式会社tyottoの鈴木です。

そもそも僕がなぜ今こうして働いているかというと、自社が運営するアクティブラーニング型キャリア教育コンテンツProgressTimeを受けたというのが大きな影響を与えてくれたからだと思っています。詳しくはこちらの記事に書いてあります。

やはりキャリア教育を受けるということは、僕の中では大切なことなのではないかと思っています。

そのため今回はそんなキャリア教育の良さの一部をまとめてみました。

文科省では

◆「キャリア教育」で「なぜ学ぶか」を学ぶ

子どもたちが、社会の「本物」、“働くことの喜び”、“世の中の実態や厳しさ”などを知った上で、将来の生き方や進路に夢や希望を持ち、その実現を目指して、学校での生活や学びに意欲的に取り組むようになること、これがキャリア教育を行うことの意義であるといっても過言ではない。

さらに、キャリア教育を行う意義として、中央教育審議会答申も、「学校生活と社会生活や職業生活を結び、関連付け、将来の夢と学業を結び付けることにより、生徒・学生等の学習意欲を喚起することの大切さを確認できる」としている。
正に子どもたちは、今自分が勉強していることと、将来自分が巣立っていくであろう社会との関係を見いだし、結び付けることで、自分が勉強している理由やその重要性が分かってくるということである。

学校生活や学び、進路選択に取り組む際、子どもたちが目的意識を持っているか否か、あるいは目的意識に裏打ちされた学習意欲を持っているか否かは学校教育の成否にかかわる根源的な問題である。「なぜ学ぶのか」、「なぜ学ばなければならないのか」、「何を学ぶべきか」を学ぶ教育として、キャリア教育は学校教育において最重要課題に位置付けられるものとも言えよう。

文科省の発表する文書の中にはキャリア教育についてこのように書かれたものがあります。

ここでは学校教育についてのこととして書かれていますが、やはり勉強を教えている我々塾業界にも関わることではないかと僕は感じます。

ただ勉強を教えるのではなく、生徒のモチベーションや勉強への意欲を引き出すためにも、「なぜ学ぶのか」、「なぜ学ばなければならないのか」、「何を学ぶべきか」を生徒が学ぶことは非常に大事なことであると思います。

3人のレンガ職人の話

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、

「ここでいったい何をしているのですか?」

と尋ねた。

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」

旅人は興味深く尋ねた。

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

引用元

有名な話なのでご存知の方は多いかと思いますが、これはイソップ寓話「3人のレンガ職人」の話の内容です。

なぜこれを例に挙げたのかは読んでいただければわかるかと思いますが、例え同じことをやっていても、目的意識や考え方で取り組みが全然違うということを伝えたかったからです。

勉強に置き換えて考えても、何か目的意識を持ち意欲的に勉強している人と、ただ目的意識もなくなんとなく勉強している人では、差は明白なのではないでしょうか。

キャリア教育とは僕にとって、社会を知り、自分を知ることで「なぜ学ぶのか」、「なぜ学ばなければならないのか」、「何を学ぶべきか」、「今後どうしたいか」を考えるもので、目的意識を持つきっかけになるものでした。

だからこそキャリア教育は大事なのではないかと思ってます。

まとめ

僕は自称進学校と言われる学校に通っていましたが、正直目的意識を持ち勉強に励める子など多くはいませんでした。

そもそも多くの子はなんとなくMARCHに行きたいから勉強をしているという状況です。

僕もそうでしたが、私たちが思っている以上に多くの生徒はほとんど社会のことについて知りませんし、どんな職業があるのかも知りません。

そのため、そもそも目的意識や勉強への意欲は中々持つことができないのです。

そんな生徒たちが目的意識を持った生徒と受験で勝負しても負けてしまうのが明白ですよね。

本気で目指している子に対してなんとなく勉強している子が勝てるはずもありません。

さらに今後はAO・推薦入試も増えると予想されており、ますますこういった目的意識というのは受験においても大切な要素になると思っています。

そのため、塾にもこのような教育のニーズが必ず出てくるかと思います。

そうなった時に対応できるよう、今から取り組んで行くのも大切なことかもしれませんね。

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